ラブ@メール
【おう、分かった!お前もな。 そういえば、風邪で休んでたみたいだけど、大丈夫か?】
そうなんだ、と初めて知る事実に驚きながらも、今日の元気そうな咲の姿を思い浮かべた。
【大丈夫だよ。ありがとう!ハルも気をつけてね。】
咲とハルが少しでも近づけるように、慎重にメールをつくる。
ハルという名前しか知らない相手だけに、余計慎重だ。
何度も文を読み返し、送信ボタンを押す。
返事はすぐに返って来た。
こんな私とは裏腹に、ハルは気軽にメールを送っているのだろう。
私は協力している身だから、そうなってしまうのは当然だけれど。