ラブ@メール
そして、今日はクリスマスだった。
だから、ハル…。
会いたいって言ったのかな。
私は、もちろんレンとの約束がある。
「桃!今日、男とデートでしょ!かわいくしてあげる!」
鋭いお姉ちゃんは、そう言って、私を自分の部屋に連れて行った。
お姉ちゃんの部屋は、とにかく化粧道具や服がいっぱい。
バイトで貯めたお金を家にまわしながら、自分の物も全て自分のお金で買っている、お姉ちゃん。
バイト三昧で、大学はあんまり行ってないみたいだけど、学費も半分近く出してるみたいだし…。
お姉ちゃんのそういうところ、すごく尊敬してるんだよね。