ラブ@メール


それから、お姉ちゃんは、私を一生懸命可愛くしてくれた。


クローゼットの中から色んな服を出して、私に合わせてくれたり。


コテを使うのがヘタな私をからかいながら、髪を綺麗に巻いてくれたり。


『あたしの化粧の腕、なめんなよ~!』とか言って、メイクもしてくれた。


こうしてもらってると、お姉ちゃんが、私の幸せを本当に願ってくれている、ということがよく分かる。


お姉ちゃんが、家に帰るのが遅くなったとき、『いつも家にひとりにしちゃってごめんね』って、謝ってくれたこともあった。


お母さんもきっと、同じ気持ちなんだろうな…。


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