ラブ@メール
咲とハルが仲良くなっていくに連れて、私は胸に痛みを覚えるようになった。
痛みと言っても、トゲがチクっと刺さるような、小さな痛み。
ここまでアタックを頑張ってきたのは、咲だけれど私でもある。
やっとの思いで得たものがあっても、それは私に向けられたものではなく、咲だけに向けられたものになる。
咲には絶対に言えない気持ち。
私の中に芽生えはじめていた気持ち。
私は、少しだけハルのことが気になっていたことに気付く。