ラブ@メール
Re[1]:アタック@メール
┗協力依頼
私の前に差し出された、マゼンダピンクが鮮やかな携帯電話。
可愛いハートのデコレーションシールが、キラキラと輝く。
「お願い!桃、協力して!」
私の顔の前で両手を合わせる彼女は、中学時代の親友。
「いや、別にいいけど…。さすがにケータイ渡しちゃったら、咲も困るでしょ。」
私は、差し出された携帯電話を両手に持ち、彼女に向ける。
「いいの!私ケータイ3台持ちしてるから、全然平気!」
彼女はそう言って、再び私に携帯を押し付けた。
家が大金持ちのせいか、彼女はよくとんでもないことを言い出す。