ラブ@メール


彼女に頼まれたことを整理すると、


同じ高校に好きな人が出来た。

メールアドレスをゲットしたが、肝心のメールのやりとりは苦手。

だから、自分の代わりにメールでアタックをして欲しい。


ということだった。



「なんか進展あったら、電話して!」


今度は、ブランド物の鞄から金ピカの携帯電話を取り出して、彼女は言った。

私は「分かったよ」と言って、マゼンダピンク色の携帯電話を渋々受け取った。



< 5 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop