アニキとユージ
気がつくと俺はマンションの一室にいた。


だだっ広いフローリングの部屋は
センスの良い家電が一通り揃っていて、ダブルよりもっと大きなベッドが
「どん」
と存在感を示している。




「よう、気がついた?」


ぼんやり辺りを見回す俺に誰かが聞いた。
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