銀の月夜に願う想い
大きな瞳がパチパチしている。
大きい瞳は私譲り。でも色はあの人譲り。
綺麗に済みきったスカイブルー。
この色を見ると恋しくなる。私が今一番に欲している彼の人を。
おくるみを抱きしめ、レリアは目を伏せた。悲しみを堪えるように唇を強く噛み締める。
大丈夫。私はこの子を支えて生きていける。このメレイシアの森で、魔の世界の住人として。
それならあの人にも迷惑はかからないだろうから。何も知らないはずのあの人に、迷惑なんてかけたくないから。
でも、私の子なの。
愛して止まない私の愛の結晶。命を捨ててでも守りたい愛し子。
――そして、あの人の子…。
大きい瞳は私譲り。でも色はあの人譲り。
綺麗に済みきったスカイブルー。
この色を見ると恋しくなる。私が今一番に欲している彼の人を。
おくるみを抱きしめ、レリアは目を伏せた。悲しみを堪えるように唇を強く噛み締める。
大丈夫。私はこの子を支えて生きていける。このメレイシアの森で、魔の世界の住人として。
それならあの人にも迷惑はかからないだろうから。何も知らないはずのあの人に、迷惑なんてかけたくないから。
でも、私の子なの。
愛して止まない私の愛の結晶。命を捨ててでも守りたい愛し子。
――そして、あの人の子…。