CROOK GIRL×BOY



『僕が女だからって・・・・見下す奴は、誰だろうと・・・・許さない』


誰よりも強くなってやる。
全ての者に恐れられるくらい、強い者になってやるんだ。


僕は、弱くない。
女だからって、 弱くなんか、ないんだ。



「別に、見下してる訳じゃないんだけど」


あぁ、やっぱり コイツは “「女」だから” と言われるのが、嫌いなんだ。


「俺、そういうとこも結構 気に入ってるんだよ」


『 は?』


ルゥは意味が分からず、 シークを睨み付ける。


「おい、まさか お前・・・」


ナオは何かを察知したかのように、 呟いた。
レイもまた、ジッと シークを見る。



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