CROOK GIRL×BOY
「二刀流がどうした! 相手は一人だ! 怯むな!!!」
一瞬動きを止めた敵だったが すぐにまた襲い掛かる。
しかし ルゥは動きを止めていた その一瞬を見逃さなかった。
素早い動きで 敵を仕留めていく。
一人 また ひとりと 殺していく。
さすがのルゥも 少し息が上がってきている。
『クソッ･･』
肩に ナイフが刺される。
あと3人だ。 傷なんて 気にしていられない。
「ガハッ」
最後の一人を殺し ルゥは剣を持つ手を下げる。
『 ﾊｧ、ﾊｧ･･』
呼吸を整えていた そのときだった
「一人で殺したわけ？ さすが」
聞き慣れた 盗み屋の声。
