CROOK GIRL×BOY


――激しく剣がぶつかり合う音が 部屋に響く。


「なめるなよ 餓鬼」


奴はいたって冷静だった。


さすがリーダー とでも言おうか・・・。
無駄に自信があるようなことはいわない。


『そっちこそ。 餓鬼だからってなめないでよね』


僕らだって 負ける訳にはいかないんだよ。


「ったくアイツ、無理しやがって」

シークはただ、二人の戦いを見つめているだけだった。


< 92 / 115 >

この作品をシェア

pagetop