キミボク

─幻─

「クラス表くばりまーす。名前見たら自分のクラスに各自移動。」



ピラ




アタシはー…
2年1組か。


あっ留衣と霧島とまた一緒だ!
ヤッター♪




「留衣っ」
「愛奈っ」
「「やったあぁ~♪」」




アタシと留衣はクラスに移動した。


席はアタシの後ろが留衣だった。
だって「い」と「う」だし(笑)


「でもね、見たコトない名前があるの…」
「どれ?」
「新垣祐利って人…多分、愛奈の前の席になる人。」
「ゆり?ゆうり?女の子かな?」
「この字は…女子っぽくない?」
「まだ来てないもんね…」



何だかんだ言ってると先生がきた。
担任はまた朝川先生。


「転校生がいます。入って。」


ガラ

「えーっと、新垣祐利ですっ!女じゃねーよ?皆、祐利って呼んでくれっ♪」



「キャーーーッ!」

「…う…そ」
「…」



女子はあまりのイケメンに大騒ぎ。


でも、アタシと留衣と霧島は唖然としてた。






だって…


































隼斗の生き写しみたいに…そっくりだから…












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