キミボク

｢愛奈｣
｢な…に？｣
｢さっきの誰？成人って｣
｢…………元彼…｣
｢……あそ。｣


隼斗は眉にシワを寄せたまま教室を出てく。


隼斗…
怒ってる…




まさかの…


｢隼斗ヤキモチかーっ？｣

ゼン！
更に怒るんじゃ…

｢ぅるせーなヤキモチじゃボケェ！///｣

ｶﾞﾗｯ







み…認めた…し。
変な奴っ(笑)


アタシは思わず少し笑ってしまった。



｢岩崎ぃこれ美術室に｣
｢はぁい。｣



成人がこの学校に来たら、アタシはどう思うんだろ…



嬉しい？
嫌？
ふつう？


なーんか…
自分の気持ちがいまいち分からない。




ﾄﾞｻｯ

｢重かった…｣



アタシは美術室の窓から外を見た。



グランドにはそれなりにちゃんとやってる部活が練習してた。


中学は確か…陸上やってたんだっけ。
楽しかったなぁ～


ここ陸上部なんてないからなぁ。