キミボク
「…あのさ」


いきなりさっきからガン見してた男子が話しだした。

「お前ら、知らない?此処、不良校で有名なんだけど。」
「「………は?」」





不良校!?



「知らねぇの?馬鹿な奴ら。何されても逆らえねぇとこだぞ。」


どどうゆーコト!?






キーンコーンカーンコーン



男子はアタシと万由に注告したあと、前を向いた。



稲高が不良校?



珱兄はそんなトコ行ってたの!?







ガラッ


「よーっあれ?先公まだか。」


入ってきたのは金髪で…ピアス開けてるいかにもヤンキーみたいな男子…

こわ…



金髪男子はアタシのほうに来た。


「可愛いなぁ。たしか、岩崎さんやっけ?で、こっちが神埼さんか?宜しくなっ。」
「宜しく。」
「…よっ…宜しく」


万由かなり冷静に返事してるし(・・;)



あの金髪男子はアタシの後ろの席に座った。


大阪弁だったなぁ…
地方から来る人とかいるんだ。




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