キミボク
しばらくして先生がきた。

先生もヤンキーみたいだし…

「あぁ?こんだけしか集まってねぇのか?葛城、他の奴らは?」
「あんなザコイ奴ら、知らねぇよ。」
「葛城が奴らとつるむわけねぇな。じゃあ吉良、知ってるか?」
「知らへん。コンビニちゃう?」
「まぁ良い。じゃあ本でも読んどけ。式の時間なったら来るわ。」


ガラッ



そう言って先生は出て行った。


どうやらあの美男子は葛城って言う人で、ヤンキー大阪弁の人は、吉良って言うらしい…






何か学校らしくない学校だなぁ…

調子狂うなぁ…




トントン


吉良くんに肩を叩かれた。
アタシは仕方なく後ろを向いた。


プニッ


「なっ…」
「岩崎ちゃん可愛い~♪引っ掛かったなぁ♪」
「なっやめてよね!」
「おもろいわぁ岩崎ちゃん♪」ニカッ

吉良くんがニカッと笑った。

その笑顔はすごく優しくて何か癒される笑顔だった。


笑ってたらヤンキーぽくないのになぁ…



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