キミボク
「親殺しして、独り暮らししたんだ。誰も知らないとこにな。
でも、マスコミってのはついてくる。その時まだ悪じゃなかった隼斗は、どっちかと言うと真面目な奴だった。
だから親殺しが中学でばれた瞬間、隼斗はいじめの対象になった。
机なんて毎日なくなって、殴られっぱなし。
先公まで諦めてた。」
「……」
「そしたらさすがにキレた隼斗はさ…ヤっちゃったんだよ…
そいつらを殺したんだ…」
「嘘…」
「嘘なんて言わねーよ。隼斗から聞いた。んで中学退学。悪くなったってわけ。」
「………」
「まぁ気にすんな。過去だよ過去。今の隼斗はそんなコトしねぇから。」
「…」
「じゃあな。」
カチャン
知らなかった…
隼斗が親以外の人を殺したなんて…
でも過去だよね。
そうだよ過去だよ…
今の隼斗はそんなコトしない…
アタシは眠れない夜を過ごした。
何だか…不安で…
でも、マスコミってのはついてくる。その時まだ悪じゃなかった隼斗は、どっちかと言うと真面目な奴だった。
だから親殺しが中学でばれた瞬間、隼斗はいじめの対象になった。
机なんて毎日なくなって、殴られっぱなし。
先公まで諦めてた。」
「……」
「そしたらさすがにキレた隼斗はさ…ヤっちゃったんだよ…
そいつらを殺したんだ…」
「嘘…」
「嘘なんて言わねーよ。隼斗から聞いた。んで中学退学。悪くなったってわけ。」
「………」
「まぁ気にすんな。過去だよ過去。今の隼斗はそんなコトしねぇから。」
「…」
「じゃあな。」
カチャン
知らなかった…
隼斗が親以外の人を殺したなんて…
でも過去だよね。
そうだよ過去だよ…
今の隼斗はそんなコトしない…
アタシは眠れない夜を過ごした。
何だか…不安で…