星に願いを。
誤解と悪口
…と言うわけで
あたし達が付き合いだしてからもう1年が経ち、中3だったあたしはもうすぐ高2になろうとしている。
今度は泰ちゃんが受験を控え、忙しいのに
「冬休みに来なかったら丸々1年会えなくなるだろ?」と、来てくれた泰ちゃんをすごく愛しく感じる。
「ありがとね。泰ちゃん」
あたしの部屋で勉強をする泰ちゃんの邪魔にならないように静かに横に座った。
「んー?何が?」
さっきまですごく真面目な顔して勉強してたのに、不意に顔を上げてあたしを見てくる泰ちゃん。
あたしの心臓は本当に飛び出すんじゃないかって程ドッキドッキ動いて。
「な、何でもない!!
あ!邪魔しちゃ行けないし、あたし下いってるね!!」
噛み噛みな返事をして部屋を飛び出した。