星に願いを。



頭が…真っ白になった。





本当に歩?



いつもとまるで声が違う。





「えっ、何それっ!?」


「びっくりでしょ?あたしも驚いた~!

だっていとこだよ?
なんかさ~、近親相姦っぽいじゃん?」






頭が

頭がフラフラする。




重くて固い何かで頭を殴られたような
そんなすごい衝撃を受けた気がした。



足がフラフラして
息がうまく出来ない。





「………アイツ」


いつから居たのだろう?
隣には帰ったはずの恭が立っていた。



いつもの顔とは全然違う


怒りに満ち溢れた顔で。







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