星に願いを。



……ギシッ


「あ……」


気付いてほしかったのかそうじゃなかったのか

床が鳴った瞬間、しまった…と思ってしまった。



泰ちゃん、もう気付いているはずなのに。

持っていたペンを置いたのにこっちを向いてくれなかった。



やっぱり怒ってるよね…




「た…泰ちゃん」


「………」


返事…してくれない。
でももう逃げないから。



「泰ちゃん…ごめんね」


「………」


「ごめんね。泰ちゃんの気持ちなんにも考えないで一方的に怒って…。
そうだよね。泰ちゃんだってこんな奴なんかよりもっと良い人が…」


「はぁ……。まだ勘違いしてるし」






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