星に願いを。
今年の冬休みは色んなことがあった。
あたしは日和に、赤面しながら話す。
日和はいつもニコニコしながら話を聞いてくれる。
「いいなぁ、蜜葉。すっごい愛されてるよね」
「そ、そうかな…?へへ」
照れながら頭の後ろをポリポリと掻いた。
日和の言葉は純粋で、なんだか照れてしまう。
こんな友達がいて、あたしは幸せ者だ。
「あたしもヤキモチとかやいてもらいたいよ。この幸せ者めっ」
肘でツンツンつついてくる日和に、あたしはへへへと笑った。
だけど、泰ちゃんの話をすると
やっぱり早く会いたくなってしまう。
「早く夏、来てくれないかな…」