じいちゃん、聞こえていますか??
うちに連絡があったのは
2時頃。
町内にある病院では対処できずに
30分の距離にある市の病院にまわされた。
「侑唯(ゆい)、お母さんちょっと行ってくるから」
真っ青な顔してそう言われた。
「ちょ、まってゆいも・・・」
バタン。
扉は閉まり、独り家に残された
―じいちゃん、大丈夫かな?
どうしよう・・・
っ、どうしよ・・
反抗期という精神が安定しない時期。
あたしにはじいちゃんだけが味方だったんだ。