虎の涙

素敵な恋

♪♪♪〜
日曜日の朝はなぜか眠い。
「尚(ナオ)?どしたの?」
彼からの
電話で目覚めた。
「あ、菜穂(ナホ)?寝てた?」
「うん〜…」
頭をかき髪をぐしゃぐしゃにする。
「まぢ?ごめんな!!」
「あ、ううん…平気平気」
彼は優しい。
「あのさ、今日どこかに行く?連れて行くよ」
「え?本当に!?」
私は大好き。
「じゃあ迎えに行くよ」
私達の出会いは
「うん♪準備しとくね」
あの頃…
━━━━………
『杉山菜穂様〜菜穂様〜』
病院で呼ばれた時。隣に座っていた男の人が
「あ、俺だ」
って言った。本当は私…
「あれ、私…じゃ…」
「え!!??」
真っ赤な顔をして彼は驚いた。
< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop