片想い2
「あ・・・はい。えっと由実さんは・・・?」
「由実?部屋に閉じこもったままなのよねぇ・・・」
やっぱ傷ついたんだよな・・・。
泣いてるだろうな由実・・・。
俺・・・どうすればいいんだよ。
すると急にお母さんが思い付いたような顔で言ってきた。
「あ、そうだわ!竜也くん、由実を部屋から出るように説得してもらえないかしら?」
え・・・・・・
無理じゃないっすか・・・?
「・・・・できますかね?」
自分の思ってることと裏の言葉が出てくる。
「だって彼氏じゃないの!何があったかは知らないけど、ほら行ってきなさい」
そう言ってウインクをした。