片想い2


俺は、赤い花を咲かせようとしていたのに、お前は途中で枯れちまったんだな。




でもまた花を咲かせようとした。



けれど、その花の色は青だった・・・。





違う色になってようやく気付いたんだ。



赤と青じゃ正反対の色だって。




青は、青とじゃないとダメだって。





「本当にダメなのか・・・」




「うん・・・竜也とはもう会えない。会えないだけじゃなくて、縁も切らなくちゃダメと思う」




「そいつは、お前を幸せにしてくれるか?」




「分からない・・・叶わない恋かもしれないから・・・」




じゃぁなんで辛い思いするかもしれないのに、そいつの方に行くんだよ!



そう言ってやりたかった。





でも、それを言ったら泣くと思った。



だって一番それを自分が分かっていると思うから。





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