君と初恋とタオル。
始まり
春なのに、強い日差し。
こんな日は屋内にいたい所だけど
只今あたしは体育の授業中。
「ヤベーー!タオル忘れたー!」
近くの水道で顔を洗っていた男子が騒いでいる。
タオル…………
あたしは、ふと自分のピンクのタオルを見た。
「あ…これ、使う?」
ピンクのタオルをゆっくり差し出すと、君があたしを見た。
「ま…マジで?ありがとー!!」
爽やかな笑顔で、君はタオルを受けとった。
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