君と初恋とタオル。
「……ッつ、付き合ってないよ、ね?山本くん…」
山本くんは軽く頷いて、黙ってしまった。
…………?
あたし…変な事言っちゃった…?
「なんだぁ~良い雰囲気だったから勘違いしたよ」
…良い雰囲気って
恋人に見えたのかな?
だとしたら相当嬉しいんですけど!!!!
「…バーカ!!!亜美が困ってんだろー」
山本くんはあたしの頭をくしゃっと撫でながら藤田くんに言った。
「あ…ごめんね、亜美ちゃん」
「いや…大丈夫だよ?」
山本くん…なんか変だよ………。