君と初恋とタオル。
すれ違い?
「亜美のせいじゃないよ?」
みんなとのお昼を食べ終わって、あたしと真菜は教室のベランダでさっきの出来事を話していた。
「でもさぁ……」
あたしがため息をつくと、真菜のゲンコツが頭に降ってきた。
「痛ッッ-----------!!!」
涙目になりながら頭をさすると、真菜がため息をついた。
「…もしかしたら、だよ?……もしかしたら、山本くんは亜美の事、好きなのかなぁって思ったんだけど」
……………はい?