君と初恋とタオル。
「今度、紹介してよね!」
まだ興奮が冷めない真菜が言った。
夏紀ちゃんが、照れながら「いいよ」と頷いた。
あたしも会ってみたい。
「真菜ちゃんは、どうなの?」
夏紀ちゃんが、火照った顔を冷やすように手でパタパタと顔をあおいだ。
「あたし…は、微妙!ってか、居ないな!」
キッパリと真菜が言う。
「あ、失恋とかじゃないからね?ただ、いいなって思う人がいないの!」
アハハッと爽やかに笑う真菜。
つられて、あたし達も笑った。
「そっか!じゃあ、良い人見つかればいいね~」
夏紀ちゃんも、爽やかに笑った。
「亜美ちゃんは、どうなの?」