君と初恋とタオル。





「…あっ!休憩終わる…ごめんな~!さっきは褒めてくれてマジありがとう!」




タオルを畳んで、爽やかに去って行く山本くん。



また発見。




「マジ」が口癖なんだ。



それから、丁寧。




タオルを毎回きちんと畳む所に、またキュンとした。




あたしは、ボーッと山本くんを見つめながら思った。




性格も良いんだなって。



また顔が緩む。




「亜美!手ぇ振ってるよ!」



真菜がチョンチョンとあたしを突っつきながら言った。







< 31 / 136 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop