君と初恋とタオル。
シャワーを浴びて、ちょっとスッキリした。
「朝にシャワー浴びるなんて、珍しいじゃない」
リビングに行くと、隣のキッチンからお母さんの声が聞こえた。
「…恋でもした?」
あたしが答える前にお母さんがニヤリと笑いながら言った。
「…なっ…なんで?」
「だって、そんな感じがするし」
お母さんはまだニヤニヤしながら、サラダを作り始めた。
恐るべし、お母さん。
やっぱり凄いなぁ
なんでも分かるんだ。