君と初恋とタオル。





「あ~!亜美!どこ行ってたの?」




教室に入ると、真菜があたしに駆け寄ってきた。




「ごめんごめん!屋上でブラブラしてたのー」




あたしはアハハハとのん気な笑い声を出しながら言った。





「屋上?珍しいね。どうしたの?」





…さすが、あたしの親友。



勘がいいですね。




「ううん。空が綺麗だったからさ~」




本当の事は言わない。



真菜に心配かけたくないから……




「あぁ、確かにね~今日晴れてるよね!」



真菜が窓を見ながら言った。










< 46 / 136 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop