君と初恋とタオル。
…なんで今、目が合うの?
タイミング悪いって…
泣いちゃう……
あたしは、耐えられなくなって山本くんの綺麗な瞳から目を逸らした。
バカ…なんで、逸らすのよ…
あたしは、ゆっくり顔を上げた。
でも、もう山本くんは教室を出たあとで…
泣きそう…
「真菜…あたし、1人になりたい…」
真菜を見ずに、呟くと真菜が頭を撫でてくれた。
「うん。その方がいいよ。1人じゃ嫌になったら電話しなよ?」