君と初恋とタオル。





「…ありがとう、元気出た!」





山本くんが太陽みたいな笑顔で笑った。





格好いい…



「うん…良かった、元気出て…」




あたしが微笑むと、山本くんも微笑んだ。





山本くんの手が、あたしに向かって伸びてきた。



…え?…ええっ?






山本くんが、あたしの頭を優しくポンポンッと撫でてくれた。







きゃああああっ………







あたしの顔が燃えるぐらい熱くなった。




は、鼻血出そぉ………





意識が飛びそうなあたしに、構わずに山本くんはあたしを優しく撫でる。




「いい奴だな、お前」






優しく目を細めながら、山本くんが呟く。











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