君と初恋とタオル。




「…やっ、やま、もとくん………はっ…恥ずかしいぃ…よ…」




噛みまくりながら、あたしが言った。



「あ、あぁ、ごめんな」

山本くんの手が、あたしの頭からゆっくり離れた。




「あっ…あたし、そろそろ帰るね?じゃぁ…」




あたしの心臓はドキドキMAXで、もうこれ以上ここにいると、ぶっ倒れそう。



だから、一刻も早く逃げなければっ




山本くんに鼻血つけちゃうよ…………







あたしが、立ち上がって帰ろうとした瞬間、山本くんがあたしの手を掴んだ。





…はっ、はぃ???!!






「あのさ、アドレス教えて!」







えええぇっ!!!!!!!!!!







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