【短編】条件[続編追加]
次の日。


私は、普段は、ナチュラルメイクなんだけど...ちょっと目もとを強調の口もとプルプルに。


自分でもわかってるどんなメイクがいいかとか。


「おはよー」


語尾にハートがつきそうなくらいのブリッコ。


女子は、男子にわからない程度に笑ってた。


私も笑いたいよ。


男子は、バカだ。


みんな唖然としてるし。


二度とやらないけど。


「萌。おはよ。」


「おはよ。」


私は、教室内だったから女子にもブリッコ。


普段は、絶対こんな笑顔しないってぐらいの作り笑い。


今日は、鑑賞用の紀一くんは、みれないな。


てか、この状態を覚えられるのはイヤ。



そんな日に限ってだよね。


紀一くんが教室に来たのは。



誰かを捜してるみたいだけどいないみたい。


って、うちのクラスは全員そろってたんだけど...。


クラス間違いかな。


私は、深いことは考えなかった。


「ヤバい。最高。」


一人だけ、ツボらしくすごい笑ってる。


普段は、ここまで笑わないのに。


超貴重。


そんなんじゃなくて。


まあ、男子はマジでバカみたい。



やっぱ、こんな乙女な感じがいいみたい。


だって、言い出した奴がフられたの納得してるし。


てか、私のこの状態で赤くなってほしくない。


ちょっと優しくしたり、微笑んだだけでね。


気持ち悪い。


まあ、昨日までは男子との接触は避けてたけどさ。


これはないよ。
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