【短編】条件[続編追加]
教室内では...


「どうなると思う。」


2人の行く末が気になっていた。


「つきあうんじゃない?だって、萌は、紀一くんのファンじゃん。」


普通ならそうだろう。


「まあね。けど、紀一くんの王子キャラじゃフられたよ。」


自信をもって今日の発端をつくった子が言う。


「「「なんで?」」」


「だって、萌は、彼氏がああいうのは嫌いだもん。ただ....さっきのあれだと違うかな?」


「あれって?」


「教室を入った瞬間。なんかいつもと違ったじゃん。男らしいっていうかさ。あんなのが萌のタイプなの。」



周りは、理想と現実を弁えてる萌に感心した。



この後も2人の話題で盛り上がった。
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