ミュージック・ラブ〜君がくれた歌〜
『でも…ホントにありがとう。私のために誕生日会してくれて…』
レイナはみんなにお礼を言った。
『ケイゴがさ、ずっと独りぼっちだったレイナのためにって…わざわざ俺たちに頼みに来たんだ』
シュンは成り行きを話した。
『ケイゴ…』
レイナは目に涙を浮かべて喜んだ。
『さーてと、せっかくの料理が冷めるから…みんな食べよう』
キースはそう言って、全員にお皿を渡した。
そして全員は食事と会話を楽しんだ。
『ぷはぁー…おいヒロ。もう終わりか?』
シュンはビール瓶を片手にヒロに言った。
『うっ…まだまだ、まだ飲みたりねーよ』
ヒロはそう言いながら、シュンと飲み比べをしていた。
『あ〜あ、また私がヒロの面倒見なきゃならないな…』
ユイは溜め息をついた。
そんなユイを見たケイゴがユイにジュースを手渡した。
『また、大変だね。…ユイちゃん、今日はレイナのためにお店貸してくれて、ホントにありがとう』
ケイゴは笑顔で言った。
『どういたしまして。ケイゴ君、レイナちゃんが喜んでくれて良かったね』
ユイはニコッと笑った。
『うん。レイナにはずっと笑ってて欲しいしね』
ケイゴは楽しそうに笑ってるレイナを見て言った。