ミュージック・ラブ〜君がくれた歌〜
二人はしばらく歩き続け、繁華街にある一軒のパチンコ屋の前へとやってきた。
『ケイゴ。このパチンコ屋にさ、なかなか可愛い店員さんがいるんだよ』
ヒロは自慢げにそう言って、ケイゴを連れて店内へと入った。
『パチンコなんて何年ぶりかなー。久しぶりだなー』
ケイゴはそう言って、辺りをキョロキョロ見回した。
『おっ、この台良さそうだな。ケイゴ、ここにしようぜ』
ヒロはさっさと席を決めて座った。
『うーん、そうだな』
ケイゴはヒロの隣の台に座った。
『よーし、この前負けた分取り返してやるからなー』
ヒロはひとり闘志を燃やしていた。