ミュージック・ラブ〜君がくれた歌〜
夢の花が散り行くとき♪
7月18日。
『小林さんどうしたんですか?急遽私たちを集めて…』
レイナは事務所に集められた理由を尋ねた。
『世界一のバンドと呼び声が高いイギリスのバンド“ブラックムーン”が、今来日中だと言う事は知っているか?』
小林誠吾はメンバー話だした。
『おう。あんなすげーバンドが来日してるんだもん、知らない訳ないさ』
シュンは笑顔で言った。
『なら話は早い。ブラックムーンは今日本でツアーをしてるんだが、彼らの今日のライブで前座をつとめるハズだったバンドが、急遽無理になったらしいんだ。そこで、その代理としてフレンズが呼ばれたんだ』
小林誠吾は説明した。
『えー!!俺たちにブラックムーンのライブの前座をやらして貰えるんですか?』
シュンは凄く喜んだ。
『ライブは18時開始だが…お前たちなら大丈夫だろ?』
小林誠吾は時計を見ながら言った。
『もちろんです。こんな機会なんて滅多にないもんね』
レイナも喜んだ。
『ブラックムーンのヴォーカルのマイケルに会えるなんて…ああ、感激だわ』
里菜は感激していた。
『里菜…お前、マイケルに会えるのがそんなに嬉しいのか?』
シュンは笑って言った。
『だって…マイケルは私の王子様だもん』
里菜は目をキラキラさせていた。