ミュージック・ラブ〜君がくれた歌〜
『あっ、フレンズの皆さんですね?時間がないので、すぐにリハーサルの方をお願いします』
会場内を見て歩いてるフレンズに、スタッフが声をかけて来た。
『こんだけデカイ会場だと、何かリハーサルだけで満足しちゃうかもな』
シュンは笑って言った。
そしてフレンズはリハーサルを始めた。
フレンズがリハーサルを終了すると同時にブラックムーンがやってきた。
『君たちなかなか良いね』
マイケルがフレンズの演奏を聴くなり言った。
『キャー、マイケル様に褒められたわ』
里菜は完全に舞い上がっていた。
『君がヴォーカルのレイナかい?』
マイケルはステージに上がり、レイナに尋ねた。
『は、はい。日本語お上手ですね』
レイナは緊張していた。
『凄く勉強したからね。君の歌声は良いね、最高だ』
そう言ってマイケルはレイナと握手をした。
『君はギターのシュンだね?なかなかの才能だね。君ならいつかウチのジャックを超えられかもね』
マイケルは次にシュンの方に歩み寄って握手をした。
『お、俺が憧れのジャックを超えられるだって…』
マイケルの言葉にシュンは有頂天だった。
『君はベースな里菜か。女性のベースとは素敵だね。頑張ってくれ』
マイケルは次に里菜と握手を交わした。
『ああ、マイケル様に素敵って言われた…ああ』
里菜は顔を真っ赤にした。