ミュージック・ラブ〜君がくれた歌〜
『マイケルです。よろしく』
マイケルは次にキースと握手をした。
『…ああ』
キースは戸惑いながら言った。
『さてフレンズの皆さん。良かったら俺たちのリハーサルでも見て行きませんか?』
マイケルがそう言うと、ブラックムーンのメンバーがステージに上がった。
『リハーサルとは言え、ブラックムーンのライブを目の前で見れるなんて…俺たちやべーな』
シュンは嬉しそうに言った。
『皆さん、盛り上がりましょう』
マイケルがそう言うと、ジャックがギターをかき鳴らし曲が始まり、フレンズはブラックムーンのライブに魅了された。
シュンや里菜にとっては最高の思い出となった。
リハーサルが終了し、フレンズのメンバーは控え室で休憩をとっていた。
『やっぱマイケル様の歌声にはメロメロだわ』
里菜は浮かれていた。
『確かに…神の歌声って言われてるだけの事あるよな』
シュンもマイケルの歌声に魅了されていた。
キースは浮かれている二人を尻目に、控え室を一人そっと出て行った。
そしてキースは会場の裏へとやって来た。
するとそこにはマイケルが待っていた。
『ちゃんと紙を見てくれたんだ』
キースはマイケルと握手した時に、マイケルからこっそり渡された紙を見て会場の裏に来たのだった。