ミュージック・ラブ〜君がくれた歌〜

夜空に咲く花♪



8月10日。


『いつか見た夢のかけらを…約束した未来へと♪』


レイナはいつもの歩道橋でストリートをしていた。


『よっ、レイナ。小林さんからの伝言だ。すぐに事務所に集合だってよ』


シュンが突然やって来て、レイナに伝言を伝えた。


『うん。すぐに行くよ』


レイナはギターを片付けた。


『先に行っててくれ。里菜とキースにも伝えてくるからさ』


シュンはそう言って走り去った。


レイナは一人最近出来たばかりの小林誠吾の小さな会社にやって来た。


『失礼します』


レイナは中へと入った。


『レイナ、他のメンバーはどうした?』


小林誠吾は椅子に座りパソコンをしながら尋ねた。


『もうすぐ来ると思います。小林さん、表の看板見ました。“レインボーミュージック”って会社名にしたんですね』


レイナは笑顔で言った。


『ああ。レインボーは一つ(一人)の色では表せない色だからな。一つ一つの色(個性)を大切にして、みんな協力しあい虹のように輝ける事を願ってつけた』


小林誠吾は自慢げに言った。


『そんな意味が込められてるんですね…素敵です。レインボーミュージックか…良い名前です』


レイナは笑顔で言った。


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