ミュージック・ラブ〜君がくれた歌〜
そしてフレンズは小樽市内の格安の旅館に到着し、食事を済ましてそれぞれ時間を潰し就寝した。
『う…うん…。まだ1時か…』
シュンはふと目を覚まし、時計を見た。
『うん?…レイナ?』
シュンは部屋を見回したが里菜とキースは眠っていたが、レイナの姿がなかった。
『レイナ…どこに行ったんだ?』
シュンはレイナを捜しに一人外へ出た。
そしてシュンは近くを歩いて捜し回った。
するとレイナは近くの公園のベンチに座っていた。
『レイナ!!何やってるんだこんなとこで?』
シュンはレイナの隣に座った。
『シュン…』
レイナは呟いた。
『どうしたんだレイナ?』
シュンは元気のないレイナを心配した。
『ねぇ、シュン。日本とフランスって遠いけど、この空は繋がってるんだよね…』
レイナはそう言って、夜空を見上げた。
『…寂しいのか?』
シュンはレイナを見た。
『寂しくないって言ったら嘘になるけど…でも…』
『レイナ!!寂しい時は寂しいって言いなよ。強くなるのは良い事だけど、強がる事は良くないぞ』
『シュン…』
レイナは呟いた。