ミュージック・ラブ〜君がくれた歌〜
楓の下の儚い恋♪
9月23日。
この日フレンズのメンバーはレインボーミュージックに集まっていた。
『みんな!!今日は前から言ってあった学園祭ライブの日だ。学生たちをお前たちの歌で魅了してやれ』
小林誠吾は力強く言った。
『まさか学校側から俺たちにライブのオファーが来るなんてな』
シュンは喜んで言った。
『準備しなきゃならないし…そろそろ行きましょ』
里菜はそう言ってさっさと外へ出た。
『何か今日の里菜ちょっと不機嫌じゃないか?』
シュンはレイナにそっと耳打ちした。
『…確かに何か不機嫌な気がするかも』
レイナはボソッと言った。
『こんな不機嫌な時の里菜は恐いから…あんまり関わらない方がいいかもな』
シュンがレイナとそんな会話していると、里菜が外から二人を呼んだ。
『何してんのよ!!ボサッとしてないで、さっさと行くわよ!!』
『は、はいっ!!』
シュンとレイナは里菜の怒鳴り声にビビっていた。
その様子を見ていたキースは大笑いしていた。
そしてメンバーは車に乗り込み、学園祭ライブを行う高校へと向かった。