ミュージック・ラブ〜君がくれた歌〜


『レイナさん頑張ってますね』


イヴはそう言ってステージに座った。


『ありがとう。イヴちゃん、イジメの方はどうなったの?』


レイナは心配して言った。


『レイナさんが勇気をくれたお陰で、イジメは無くなりました。今ではみんなと仲良くやってますよ』


イヴは笑顔で言った。


『そっか〜…良かったね』


レイナは安心した。


『レイナさん…あたし今好きな人がいるんです』


イヴは照れ臭そうに言った。


『えー!?ホントに?』


レイナは驚いた。


『その人は、あたしがイジメに合ってる時から一生懸命にあたしの力になってくれました』


『そっかー、それで好きになったんだね。イヴちゃんの思いは伝えたの?』

レイナは笑顔で言った。


『えっ!?そんな事…出来ませんよ』


イヴはもどかしそうに言った。


『どうして?自分の気持ちには素直にならなきゃ』


『分かってますけど…その人には好きな人がいるんですよ』


『う〜ん、そうだとしても伝えた方が良いと思うよ…そうじゃなきゃ後悔するよ』


『やっぱ、そうですかね…』


『うん、そうだよ。だから頑張れイヴちゃん』


レイナは笑顔で言った。


『ありがとうございます。じゃあ、今日の放課後に思いを伝えてみます』


イブはそう言って、手を振り体育館を出て行った。


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