ミュージック・ラブ〜君がくれた歌〜
2003年〜春〜
君のいない場所は…♪
4月15日
ケイゴがこの世を去ってから、早くも4ヶ月が過ぎようとしていた。
レイナはケイゴを亡くしたショックから、今だに立ち直る事が出来なかった。
この日小林誠吾に呼ばれたレイナ以外のメンバーは、レインボーミュージックに集まっていた。
『今日お前たちに集まって貰ったのはレイナの事でだ。はっきり言って…レイナはもうダメかも知れない』
小林誠吾は重い口調で言った。
『レイナの奴…いつまで引きずってるんだよ』
シュンは心配していた。
『レイナにとって1番大切な人を失ったんだもん…仕方ないわよね』
里菜もレイナを心配した。
『お前たちに見て貰いたい物がある。今度レイナに気分転換も交えて、1度ソロで歌わないかと勧めたんだ』
小林誠吾はメンバーに言った。
『レイナにソロデビューさせるのか!?…確かに気持ちの切り替えには良いけど…』
シュンは少し驚いて言った。
『それでこれがレイナが書いたソロの歌の歌詞なんだ』
小林誠吾はレイナが書いた詞をメンバーに見せた。