ミュージック・ラブ〜君がくれた歌〜
桜前線と共に♪
4月2日。
『よく頑張ったな。お前たちの1stアルバムは凄く良い物が出来たぞ』
小林誠吾はスタジオに集まっているフレンズに言った。
『そりゃー、この2ヶ月間、スゲー頑張って曲作ったからなー』
シュンは誇らしげに言った。
『これがお前たち、フレンズの1stアルバムだ』
小林誠吾は出来上がったばかりのフレンズのアルバムをメンバーに手渡した。
『あれ?…確か一人3曲作って、デビュー曲の“夢のかけら”も入れたら13曲あるハズなのに…12曲しか入ってないぞ』
シュンはアルバムの裏面の曲目を見て疑問に思った。
『その通りだ。…里菜、お前が作った“Friends”という曲は2ndシングルとしてリリースする』
小林誠吾は里菜を見た。
『え!?ホントに…あの曲を2ndシングルとして出して貰えるんですか?』
里菜は驚いた。
『ああ。あの曲は凄く良かったぞ』
小林誠吾は珍しく里菜を褒め、里菜は凄く喜んだ。
そんな喜ぶ里菜の姿を見たキースはニコッと笑った。