ミュージック・ラブ〜君がくれた歌〜
メンバーがスタジオに入ると、首にヘッドフォンをかけ、長い髪の毛を結んでいる30代前半くらいの、凄く綺麗な女性が近づいて来た。
『初めまして。私はDJのエリカです。今日はよろしくね』
エリカはメンバー全員と握手を交わした。
『よろしくお願いします』
メンバーは声を揃えて言った。
『後10分で始まるから、もう席に座ってて』
エリカはメンバーを席に座らせた。
『あなたたちはCDの宣伝と、私からの質問に答えるだけだから…そんなに緊張しなくて良いわよ』
エリカは緊張しているメンバーに優しく言った。
『はい!!』
メンバー全員声を揃えて言った。
『ねぇ、あなたたちフレンズって小林誠吾さんがプロデュースしたんでしょ?小林誠吾さんって…凄くカッコイイよね』
エリカはヒソヒソ声で言った。
『まあ…カッコイイけど、性格はちょっと悪いかもな』
シュンは笑って言った。
『うちのディレクターの三崎と小林誠吾さんは昔からの友達なんだって…知ってた?』
エリカは小声で尋ねた。