ミュージック・ラブ〜君がくれた歌〜


『そうなんですか!?』


レイナは少し驚いた。


『ビックリでしょー…あんな小林誠吾さんみたいなイケメンと不男の三崎じゃ…どう見ても三崎は引き立て役よね』


エリカは笑った。


『あのー、良いんですか?そんな三崎さんの事悪く言って…聞こえますよ』


レイナはヒソヒソと言った。


『良いのよ。だって三崎は私のダンナだからさ』


エリカはスタジオの外にいる三崎を見て言った。


『えー!!』


メンバー全員驚いた。


『やっぱり驚いた?そりゃそうよね、こんな美人な私とあんなダサい三崎とじゃ…不釣り合いだもんね』


エリカは笑って言った。


『…いえ、そんな事はないですよ』


里菜は驚きながら言った。


『うふふ。三崎は見た目あんなんだけど…誰よりも私の事見てて、私を1番必要としてくれたのよね』


エリカは照れ臭そうに言った。


『エリカ。そろそろ始まるぞ…無駄話はやめろ』


三崎がスタジオのエリカに向かって叱った。


『はーい』


エリカは三崎に向かって返事した。


『…ちょっと真面目過ぎるのが困りものなのよね』


エリカはヒソヒソとメンバーに言った。


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