紫陽花
うかれながら話をつづける二人の声―…



友里さんって言うんだ。
どんな人なのかな...


「あたし達、付き合ってるんだよね?」


「おう、好きだよ友里」



追い討ちをかけるように太陽と友里の声が途切れた。


きっと―…







花火大会、二人で行くんだよね。
友里さんってきっときれいなんだろうな。



優しそうな声。


温かい声。




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